屋根リフォームの費用相場と優良業者の選び方【完全版】

屋根は一年中、毎日の雨や風を凌ぎ、強風や暑さ、寒さから守り、あなたの生活空間を快適に保っています。そのため、屋根は建物の中でも最も過酷な環境にさらされています。

普段はあまり目にする場所ではないため、劣化に気付かないことも多いですが、新築から10年、15年が経過すると確実に劣化が進んできます。屋根の修理を検討しているなら、「早期修理」が最も効果的です。屋根修理を後回しにすると、小さな劣化が急速に大きな損傷へと繋がり、修理費用も増加してしまいます。

しかし、いくら費用がかかるのか、どのような修理方法があるのか、どのような業者に依頼すれば良いのかといった疑問は多いことでしょう。初めての屋根修理では分からないことだらけです。

そこで、この記事では屋根リフォームの費用相場と適切な工事を実現するための優良業者の選び方について、わかりやすく解説します。適正価格で高品質な屋根修理を行うためのポイントを押さえ、安心してリフォームを進めましょう。


目次

1. 屋根形状の種類

屋根には様々な形状が存在します。一般的な形状として「切妻屋根」や「寄棟屋根」などがありますが、近年は日本の建築技術の向上により、その他にも多様な形状の屋根が見られるようになりました。ここではいくつかの屋根の種類を紹介し、それぞれの特徴を解説します。あなたのお家はどの屋根形状でしょうか?

1-1. 【切妻屋根】

切妻屋根は日本で最も一般的な屋根の形状です。左右が同じ角度で陸屋根に続き、シンプルな三角形の形をしています。和風、洋風問わず多くの住宅に採用されており、雨の多い日本では効率的に雨水を排水できるため、雨漏りに対して強いとされています。

メリット:

  • 雨水排水効率が高い
  • 豪雪地帯でも雪の積もりにくさ
  • 建物にシンプルで調和するデザイン

デメリット:

  • スペースが限られる場合、収納力が不足することも

1-2. 【寄棟屋根】

寄棟屋根は切妻屋根に次いで多く見られる屋根の形状です。切妻屋根よりも角が多く、屋根の面が複雑になるためコストは高くなりますが、雪や雨による衝撃や重さを分散する効果があります。しかし、かき合い部分から雨漏りが発生しやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

メリット:

  • 耐風性・耐水性が高い
  • デザイン性に優れる

デメリット:

  • コストが高い
  • 雨漏りリスクがあるためメンテナンスが必要

1-3. 【片流れ屋根】

片流れ屋根は一方の面だけが傾斜しているため、最も経済的な屋根の形状です。太陽光を多く浴びる一面は雪が積もりにくく、傾度があるため重みでの倒壊リスクも軽減できます。また、太陽光を効率よく集めやすいのでソーラーパネルの設置にも適しています。

メリット:

  • 経済的
  • ソーラーパネル設置に適している

デメリット:

  • デザインのバリエーションが少ない
  • 一方向への排水に偏りが生じることがある

1-4. 【陸屋根(りくやね、ろくやね)】

陸屋根は主にセキスイハイムなどの建築物で見られるシンプルな平面屋根です。デザイン性が高く好まれる一方で、傾度がないため雨水が溜まりやすく、雨漏りが起こりやすいというデメリットがあります。カビの発生やカビによる反り返りのリスクも高まります。

メリット:

  • モダンでシンプルなデザイン
  • 屋根裏の通気性・断熱性が高い

デメリット:

  • 雨水の溜まりやすさ
  • メンテナンスが必要

1-5. 【方形屋根】

方形屋根は正方形に近い形状で、ピラミッド型とも呼ばれます。屋根の頂上が点になっているため、耐風性が高い反面、棟が4本あるため雨漏りのリスクが高まります。また、屋根面が狭いためソーラーパネルの設置には不向きです。

メリット:

  • 高い耐風性
  • 見た目に豪華

デメリット:

  • 雨漏りリスクが高い
  • ソーラーパネル設置が難しい

1-6. 【招き屋根】

招き屋根は「差しかけ屋根」とも呼ばれ、二面の屋根面が段違いになっているのが特徴です。耐風性が高く、施工費用も比較的安価で、屋根裏の通気性や断熱性も優れています。ただし、雨仕舞いをしっかり行わないと雨漏りのリスクが高まります。

メリット:

  • 高い耐風性
  • 施工費用が安価
  • 通気性・断熱性が優れている

デメリット:

  • 雨漏りリスクがあるため施工の精度が重要

1-7. 【はかま腰屋根】

はかま腰屋根は切妻屋根の棟を一部切り取った形状です。道路斜線制限に適合させるために採用されることが多く、間取り変更や室内の狭さを回避できます。しかし、棟が複雑になるため雨漏りのリスクが高まり、注意が必要です。

メリット:

  • 間取り変更や室内の狭さを回避
  • 耐風性が高い

デメリット:

  • 雨漏りリスクが高まる
  • 施工が複雑でコストが増加

1-8. 【入母屋屋根(いりもややね)】

入母屋屋根は日本の伝統的な屋根形状で、特に瓦作りの屋根に多く採用されています。屋根裏の通気性や断熱性が高く、四面から構成されているため耐風性も優れています。しかし、施工技術が高く、施工可能な業者が限られるため費用が高くなります。

メリット:

  • 高い耐風性
  • 通気性・断熱性が優れている
  • 和風住宅に調和するデザイン

デメリット:

  • 施工費用が高い
  • 施工業者が限られる

2. 屋根材の種類

屋根材にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴とメンテナンス方法があります。以下に代表的な屋根材とその特徴、メンテナンス方法を紹介します。

2-1. 【瓦屋根】

瓦屋根は、粘土をプレス成形して作られた日本で最も一般的な屋根材です。耐久性が高く、塗り替えの必要がありませんが、重量があるため建物に負荷がかかります。最近では地震に強い防災瓦が普及しています。

特徴:

  • 高い耐久性
  • 重量があるため建物に負荷がかかる
  • 防災瓦の導入で地震対策も可能

メンテナンス方法:

  • 定期的な点検でズレや割れを確認
  • 必要に応じて補修や一部張り替え

2-2. 【スレート屋根】

スレート屋根は「コロニアル」や「カラーベスト」とも呼ばれ、石質の薄い板状の屋根材です。近年は新築屋根に多く採用されており、軽量で施工がしやすいのが特徴です。昔はセメントと石綿の混合素材でしたが、現在は無石綿スレートに切り替わっています。

特徴:

  • 軽量で施工が容易
  • 強度があり、耐久性も高い
  • 安価で収縮が少ない

メンテナンス方法:

  • 20年〜30年ごとに必要なメンテナンス
  • 定期的な点検と補修

2-3. 【板金屋根】

板金屋根にはカラーステンレス、カラーアルミ、フッ素鋼鈑、ガルバリウム鋼鈑、カラー鉄板などがあります。最近ではアルミ55%含有のガルバリウム鋼板が主流です。最も経済的で軽量なため、地震対策にも適していますが、メンテナンス周期が短いのがデメリットです。

特徴:

  • 最も安価で経済的
  • 軽量で地震対策に適している
  • 防水性が高い

メンテナンス方法:

  • 10〜20年ごとに塗り替えが必要

2-4. 【銅板屋根】

銅板屋根は美しい色調変化が特徴の屋根材で、主に神社仏閣などの伝統的な建築物に多く採用されています。耐久性が非常に高く、塗り替えの必要がないためメンテナンスフリーです。ただし、施工費用が高くなります。

特徴:

  • 高い耐久性
  • 塗り替え不要で維持費が安い
  • 軽量で地震対策に適している

メンテナンス方法:

  • 基本的にメンテナンス不要

3. 屋根修理が必要な代表的な劣化症状

屋根材によっても劣化症状は異なりますが、スレート屋根やガルバリウム鋼板の屋根で見られる代表的な劣化症状を紹介します。これらの症状が見られた場合は、屋根のリフォームを検討することをお勧めします。また、2階建てや3階建ての家では、下の階の屋根を見れば劣化の状態が確認できるため、定期的なチェックが重要です。

3-1. コケや藻、カビが発生している

築10年以上経っているお家の屋根には、コケや藻、カビが発生していることが多いです。特に北側など日が当たりにくい面に発生しやすいです。コケや藻自体は大きな問題ではありませんが、水分を吸収しやすくなるため、紫外線によって屋根材が反り返る原因となります。

対策:

  • 定期的な洗浄
  • 必要に応じて塗り替え

3-2. サビが発生している

ガルバリウム鋼板やトタンなどの金属屋根材では、塗装が剥がれ劣化が進むとサビが発生します。スレート屋根でも、周囲の鉄部のサビが雨で屋根に付着することがあります。サビを放置すると屋根材に穴が開き、雨漏りの原因となります。

対策:

  • 定期的な点検とサビの早期発見
  • 必要に応じて塗り替えや補修

3-3. 屋根材が割れている

スレート屋根ではヒビ割れが多く見られます。スレートは薄く割れやすいため、施工時や天候の影響で割れることがあります。割れた屋根材は雨漏りの原因となり、放置すると大規模な修理が必要になります。

対策:

  • 割れた部分の早期補修
  • 必要に応じて一部張り替え

4. 屋根修理の相場費用と修理方法

屋根修理の費用は、工事内容や屋根材の種類、現状の劣化状況などによって大きく変動します。以下に代表的な屋根修理工事の相場費用と修理方法を紹介します。正確な費用を知るためには、実際に業者に見積もりを依頼することをお勧めします。

4-1. 屋根塗装工事の相場費用と修理方法

屋根塗装工事の相場費用

屋根塗装工事の費用相場は以下の要素によって決まります:

  • 塗料の種類: 遮熱塗料や高機能性塗料など、使用する塗料によって価格が異なります。
  • 屋根の面積・形状・勾配: 広い屋根や複雑な形状の屋根は、塗装に時間と手間がかかるため費用が増加します。
  • 足場の有無: 足場を組む必要がある場合、その費用が追加されます。

相場費用:

  • 平屋根:50万円〜100万円
  • 対面屋根:80万円〜150万円
  • 勾配屋根:100万円〜200万円

4-1-1. 屋根塗装工事の具体的な工程

  1. 足場を組み、安全対策をする
    • 工事現場の安全を確保するために、安定した足場を組みます。
    • 作業員が安全に作業できるように、必要な安全装備を整えます。
  2. 高圧洗浄機でスレートの汚れやコケを除去する
    • 屋根表面の汚れやコケを高圧洗浄機で徹底的に洗浄します。
    • 特にスレートの重なっている箇所や棟板金、屋根の隅付近は念入りに洗浄します。
  3. 屋根を全体的に洗浄する
    • 高圧洗浄後、屋根全体を再度洗浄し、完全に乾燥させます(乾燥時間:24時間以上)。
  4. 棟板金を新しいものと交換する
    • 錆びた棟板金は取り外し、新しいものと交換します。これにより、屋根全体の耐久性が向上します。
  5. 塗装しない箇所をマスキングする
    • 破風板や鼻隠しなど、塗装を施さない部分をテープや新聞紙で保護します。
  6. シーラー(下塗り塗料)をスレートに塗装する
    • シーラーを塗布し、塗料の密着性を高めます。必要に応じて2回塗りします。
  7. タスペーサーを取り付ける
    • スレートとスレートの間にタスペーサーを挿入し、塗料が毛細管現象で雨水を吸い込まないようにします。
  8. 細かい部分を小型ローラーで塗装する(部分的な中塗り)
    • 塗料の塗り残しを防ぐため、細部を小型ローラーで丁寧に塗装します。
  9. ローラー塗りで塗装する(中塗り)
    • 広い面積を一気に塗装し、均一な仕上がりを目指します。
  10. もう一度、小型ローラー塗りとローラー塗りで塗装する(上塗り)
    • 最後に再度塗装し、塗膜を厚くして耐久性を高めます。

4-1-2. 【トタン屋根の修理方法と具体的な作業工程】

トタン屋根の修理方法は、以下の工程で行います。トタン屋根の寿命は5~8年と短いため、定期的なメンテナンスが必要です。

  1. 足場を組み、安全対策をする
    • 安全な作業環境を整えるために、しっかりとした足場を組みます。
  2. トタンの下地調整をする
    • 古く剥げた塗料やサビを除去し、下地を整えます。サビが進行している場合は、適切な処置を行います。
  3. 塗装しない箇所をマスキングする
    • 破風板や鼻隠しなど、塗装が不要な部分を保護します。
  4. 穴埋めをする
    • トタンのクギ穴や隙間をコーキングで埋め、水漏れを防ぎます。
  5. サビ止め塗料(プライマー)で下塗りをする
    • プライマーを塗布し、塗料の密着性を高めます。2回塗りすることで耐久性を向上させます。
  6. 中塗り、上塗りをする
    • 下塗りから最低4時間経過後に中塗りと上塗りを行います。塗料が均一に塗布されるよう、小型ローラーと大型ローラーを使い分けます。

注意点:

  • 塗装作業は天候に左右されやすいため、晴天の日に行うことが望ましいです。
  • 定期的な点検とメンテナンスを行い、早期にサビや損傷を発見・修理することが重要です。

4-2. 屋根部分補修工事の相場費用と修理方法

屋根部分補修工事の費用相場は、以下の要素によって決まります:

  • 補修箇所の数と範囲: 補修する箇所が多いほど費用が増加します。
  • 補修が必要な屋根材の種類: 瓦、スレート、トタンなど、使用する屋根材によって費用が異なります。
  • 足場の有無: 足場を組む必要がある場合、その費用が追加されます。

相場費用:

  • 小規模な補修(1~2箇所):10万円〜30万円
  • 中規模な補修(3~5箇所):30万円〜60万円
  • 大規模な補修(6箇所以上):60万円〜100万円

屋根部分補修工事の具体的な修理方法

  1. 損傷箇所の確認と評価
    • 専門業者が現地に赴き、屋根の損傷箇所を詳細に確認します。
  2. 補修箇所の準備
    • 損傷した屋根材を取り外し、下地を整えます。
  3. 新しい屋根材の取り付け
    • 補修部分に新しい屋根材を取り付け、しっかりと固定します。
  4. 防水処理
    • 補修部分に防水処理を施し、雨漏りを防ぎます。

ポイント:

  • 部分補修は全体の修理に比べて費用が抑えられますが、継続的なメンテナンスが必要です。
  • 被害箇所を早期に発見し、迅速に補修することで大規模な修理を防ぐことができます。

4-3. 屋根カバー工法の相場費用と修理方法

屋根カバー工法の費用相場は、以下の要素によって決まります:

  • 使用する屋根材の種類: ガルバリウム鋼板やスレートなど、使用する素材によって費用が異なります。
  • 屋根の面積・形状・勾配: 大きな屋根や複雑な形状の屋根は、工事費用が増加します。
  • 足場の有無: 足場を組む必要がある場合、その費用が追加されます。

相場費用:

  • 平屋根:60万円〜120万円
  • 対面屋根:80万円〜150万円
  • 勾配屋根:100万円〜200万円

4-3-1. 屋根カバー工法の具体的な施工方法

  1. 古い屋根材に新しいルーフィング(防水シート)を敷く
    • 既存の屋根材を撤去せずに、新しい防水シートを上から敷きます。
  2. 防水シートをガルバリウム鋼板でカバー設置する
    • 防水シートの上にガルバリウム鋼板を取り付け、屋根全体をカバーします。
  3. 棟板金などの水切り金具を取り付けて工事完了
    • 防水処理を完璧にするために、棟板金や雨樋を適切に取り付けます。

メリット:

  • 施工が比較的簡単で工期が短い
  • 既存の屋根材を撤去しないため廃材が出ない
  • 遮音性や断熱性が向上

デメリット:

  • 屋根が二重になるため重量が増加
  • 地震時の揺れの影響を受けやすくなる

ポイント:

  • 軽量な屋根材を選ぶことで、重量増加によるリスクを軽減
  • 定期的な点検とメンテナンスを行い、劣化や損傷を早期に発見・修理

4-4. 屋根葺き替え工事の相場費用と修理方法

屋根葺き替え工事の費用相場は、以下の要素によって決まります:

  • 屋根材の種類: 瓦、スレート、トタンなど、使用する素材によって費用が異なります。
  • 屋根の面積・形状・勾配・廃材の量: 広い屋根や複雑な形状の屋根は工事費用が増加します。
  • 足場の有無: 足場を組む必要がある場合、その費用が追加されます。
  • 既存の屋根材の撤去費用: 古い屋根材を撤去するための費用が発生します。

相場費用:

  • 平屋根:100万円〜200万円
  • 対面屋根:150万円〜300万円
  • 勾配屋根:200万円〜400万円

4-4-1. 屋根葺き替え工事の具体的な施工方法

  1. 既存の屋根材を撤去する
    • 古い屋根材を丁寧に取り外します。特に古い建築物では、瓦の下に土やスズメの巣が残っていることがあります。巣や土をきれいに取り除き、掃除を行います。
  2. 下葺材を剥がす
    • 既存の野地板が傷んでいる場合は、適切に補修・交換します。
  3. 新しい野地板の上に下葺材を張り葺き替え完了
    • 新しい野地板を敷き、その上に新しい屋根材を取り付けます。

補足情報:

  • 一般的な住宅のコロニアル瓦の葺き替え工事は、約70万円前後で施工可能です。
  • 足場設置の有無や屋根の勾配、形状が特殊な場合は追加の見積もりが必要となります。
  • 足場を利用して外壁塗装と同時施工することで、費用を抑えることができます。

ポイント:

  • 屋根材の選定は、耐久性やデザイン性を考慮して選びます。
  • 葺き替え工事は大規模な工事となるため、信頼できる専門業者に依頼することが重要です。
  • 定期的な点検とメンテナンスを行い、屋根の状態を常に良好に保つことが大切です。

5. 屋根工事で失敗しない優良業者の選び方

屋根修理については大まかに理解できたものの、どのような業者に依頼すれば良いのか悩んでいる方も多いでしょう。屋根に限らず、どの工事でも工事の良し悪しが分かるのは一定の期間が経ってからです。完全な工事も、手抜き工事も、塗装直後は見分けが付きません。特に悪徳業者は見えないところで手を抜くため、工事が終わってから問題が発覚することが多いです。

そんな悪徳業者に工事を任せないためには、以下のポイントを押さえて優良業者を選ぶことが重要です。

5-1. 屋根工事における優良業者と悪徳業者の特徴

5-1-1. 屋根工事における悪徳業者の特徴

  1. 強引な営業をしてくる業者
    • 突然訪問し、必要以上に不安を煽る言葉で契約を迫る業者。
    • 例: 「あなたの家はこのままでは大変なことになりますよ」「すぐに塗装をしないと雨水が染み込みます」
  2. 屋根に関する知識が浅い業者
    • 専門知識が不足しており、質問に適切に答えられない。
    • 必要な工事を適切に提案できず、無駄な修理を勧めることがある。
  3. 契約を取るまで帰ろうとしない営業マン
    • 契約が完了するまで粘り強く居座る業者。
    • クーリングオフを知らないとトラブルに発展する可能性がある。
  4. 大幅な値引きをしてくる業者
    • 見積もりが高額な場合に急に大幅な値引きを提示する業者。
    • 安価な価格の裏に隠れた問題がある可能性が高い。
  5. 長過ぎる耐久年数を提示してくる業者
    • 塗料の耐久年数を過大にアピールする業者。
    • 実際の耐久性とは異なるため、信頼できない。
  6. 自社のオリジナル塗料をすすめてくる業者
    • 大手塗料メーカーと異なる品質の塗料を推奨する業者。
    • 自社塗料の特別感を出して高額な価格設定を狙う。
  7. 契約書を作成しない業者
    • 書面での契約を嫌い、口約束で進める業者。
    • 後々のトラブルを防ぐためにも、契約書は必ず残すべき。

5-1-2. 屋根工事における優良業者の特徴

  1. 豊富な施工事例とお客様の声を公開
    • 実績豊富で多くのお客様から支持されている業者。
    • 工事前後の写真や実際の体験談を公開し、信頼性をアピール。
  2. 詳細な見積もり内容と支払い条件を「書面」で提示
    • 見積もり内容や支払い条件を明確に書面で提示。
    • 塗料の種類や施工方法、費用の内訳を詳しく説明。
  3. 充実したアフターフォローと保証体制
    • 工事後のアフターフォローや保証がしっかりしている業者。
    • 保証内容を明確にし、安心して依頼できる体制を整えている。
  4. 適正な工事期間の提示
    • 工事期間を明確に提示し、予定通りに工事を進める。
    • 天候やその他の要因に配慮し、無理のないスケジュールを組む。
  5. お客様第一の姿勢
    • お客様のニーズに応じた提案を行い、信頼関係を築く。
    • 丁寧な対応と高いコミュニケーション能力を持つ業者。

5-2. 優良業者を選ぶための具体的なポイント

  1. 複数の業者から相見積もりを取る
    • 一つの業者だけでなく、複数の業者から見積もりを取ることで、価格や工事内容を比較検討。
  2. 業者の資格や認定を確認する
    • 「損害保険登録鑑定人」などの専門資格を持つ業者は信頼性が高い。
  3. 口コミや評判をチェックする
    • インターネット上の口コミや評判を確認し、実際の施工品質や対応を把握。
  4. 契約前に詳細な説明を受ける
    • 工事内容や使用する材料、工期などについて詳細に説明してくれる業者を選ぶ。
  5. 保証内容を確認する
    • 工事後の保証期間や保証内容を明確にしてくれる業者を選ぶ。

6. まとめ

屋根リフォームを適正価格で行うためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

ポイントまとめ:

  • 相見積もりを取る: 複数の業者から見積もりを取り、価格と工事内容を比較することで、適正価格を見極めましょう。
  • 適正工事を行う: 専門業者に依頼し、本当に必要な工事のみを行うことで、無駄な費用を抑えます。
  • 応急処置の部分補修にしない: 雨漏りなどの重要な修理は、専門業者に依頼して根本的な解決を図りましょう。
  • 優良業者を選ぶ: 屋根修理を専門とする信頼できる業者に依頼することで、高品質な工事を適正価格で受けられます。
  • 火災保険を活用する: 「風災補償」を利用して、費用を抑えつつ高品質な屋根修理を実現しましょう。

屋根修理は住宅の寿命と安全を守るために欠かせない作業です。適正な価格で高品質な修理を行うために、この記事で紹介したポイントを参考にしてください。適切な対策を講じることで、快適で安心な住環境を維持することができます。

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